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zoom RSS 禁じられた中世魔術(後編−上)

<<   作成日時 : 2017/08/01 23:38   >>

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エド・ウォーレン&ロレイン・ウォーレン

全米で、この夫婦ほど名を馳せた
霊能者ペアはいないだろう。

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彼らが有名になったのは
心霊調査や事件に関わってきた実歴の多さもさることながら
それらが非常に重い事件・・・
悪霊・悪魔が起こす心霊事件が主だったからであり、
各事件のあまりに濃い内容が
話題と評判を呼んで、幾多の著書や映画にもなり
今でも高い人気を保っている。

妻のロレインは生来のサイコメトラーで、
防御力はあるが、それよりも
霊視・透視・予知の面で突出
しており

悪魔学を網羅し悪霊の類も熟知しているがため、
常に表に立って挑むエドを
補佐
するに抜群の力を発揮している。

夫のエド・ウォーレンは、
カトリック教会が認めているほど
“邪悪の存在”を知識と経験で知り尽くし、
裏打ちされた確かな学識&攻撃力の強い霊力
を武器に
受けた心霊事件では、いつも先頭に立ってあたる。
そのパワーゆえ、自らを
“大天使ミカエル”の生まれ変わりと称している
ほどだ。

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Edward Warren Miney (1926.09.07.–2006.08.23. USA)
Lorraine R Warren(1927.01.31. USA)


そんな二人が、
ニュージャージー州にあるオリバーの家へ
早々に到着し、家の中へ一歩
足を踏み入れた途端・・・

家中に転がっていた物やガラスの破片が
猛スピードで飛び、
二人を目がけて襲ってきた


それだけではない。

ダァン!バン!バターン!と
家中の壁や天井がバットで叩いているような音をさせ
バタバタと何人も走り回る足音、
低い獣のようなうなり声、
家の中へ進もうとする二人を阻むように
部屋のドアが凄い勢いで開閉を繰り返し

玄関を入ってから
10歩も先へ進めない状態の
ひどく激しいポルターガイストが始まった。

だが、

このような攻撃の最中でも
悪霊との歴戦を数多くこなしてきた二人は
“今、オリバーの家にたむろしている悪霊たちは
どんな状態でどの段階にいるのか”
を冷静、かつ、すぐに判断した。

エド・ウォーレンは説明する。

「悪魔や悪霊・・・彼らの行動の特徴は
大きく分けて3パターンに分類できます。
1.襲撃・脅迫 
2.威圧
3.憑依

そうして憑依した人間の無意識を操作し
無残な死の姿や
死後の地獄にのたうつ姿を幻覚視させます。

やがて五感だけでなく魂の領域への攻撃が成功すると
憑依された人間は生命力が無くなり
最悪、死がもたらされることになるのです。
それは魂の死、神の愛から永遠に引き離される
救いの無い、絶望の死
なのです


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当時のオリバーの家周辺を回るウォーレン夫妻
pht by P.M.Hunters

家に数歩入ったエドとトレインを激しく脅すように
襲撃を仕掛けてきたのを確認した二人は
オリバーはまだ憑依の段階に達してはいない・と判り

とりあえずその場は大人しく
一端、家の外へ出た。

そしてゆっくり歩きながら
周囲を注意深く観察。
オリバーの家以外は、特に変わったことや
怪奇現象などの不穏な動きは無いようだった。

良かった・・・まだ間に合う。
悪霊たちはオリバーの家だけに留まっているし
オリバー自身も、過ちを自覚し
教会へ非難している間、懺悔と祈りを捧げている。
何とかなりそうだね、と
一息つくように話しながら歩く。

1時間くらいたった頃。

突然、
車のクラクションがうるさく鳴り響いた。

止まらず鳴り続ける
静かな住宅街を劈く音のもとへ
走って行くと

オリバーの家の、
表玄関前にある十字路を塞ぐようにして
夫婦の車が路上に移動していた

家の敷地内(庭)に止めたはずの、
ロックされ手元にキーもある無人の車が。

二人が急いで車に近づくと
車のクラクションはピタリと止まった。

静かになった車を見れば
周囲に人影は全く無く、
確かに中からロックされており
サイドブレーキも、引かれたまま
になっている・・・。

楽観が出来ない状態であることを
二人はここで知った。
オリバーの家だけで留まっている段階なんて、
とんでもない。

その証拠に、家の外に止めてある乗用車を
個人の敷地外(公道)まで移動させられるということは
悪霊たちはいつでも外へ出て
この周辺住民へ攻撃できるというアピール
だった。

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悪霊たちを阻止できる敵、
ウォーレン夫妻に対する派手なデモンストレーション。
いわばこれは
悪霊たちからの、大胆な挑戦でもあった。

「私(エド)はエクソシストの際も
司祭を守り、祝詞や祈りの力を通すため、
先頭に立ってパワーを出すので
悪魔や悪霊の邪悪なエネルギー攻撃を身に受けます。
見えない鞭(サイキック・スラッシュ)で打たれたり
悪霊たちのシンボルマークを焼き付けられたり、
軽く空中へ投げ飛ばされたりするのです。
聖なる守りを受けている私でさえこうなのですから、
普通の皆さんは、このような攻撃を受けたら
まず、ひとたまりも無いでしょう。」


猶予は許されていなかった。

悪霊たちが近隣住民達へ邪悪なパワーを広げる前に
何としても事を沈めなければ。

だが、
通常のエクソシズム(悪霊祓い)では
時間がかかりすぎ、
合間の時間に攻撃を仕掛けられ
返って解決が長引く恐れがあった

思いきった手段を講じ、
命の危険は伴うが一度で悪霊たちを静める
術を行うことにしたエドは、
ロレインの霊力による補助で無事やり遂げる。

鏡返し”。

鏡を使い悪霊(使い魔)を呼び出す
スペキュラム魔術の逆を行う降魔術
を使い、
オリバーが望んだ効力すべてを
そのままそっくり
オリバーに呼び出された悪霊たちに返して無効化する・・・
そんな方法だった。


(この返し術は、悪魔学に精通したエドであったからこそ
成功した方法だといってよく、彼の著述には
この返し技の手順や詳細は記されておらず、語られてもいない。)


エドがその場でアレンジしたという
彼独自のスペキュラム魔術儀式を、ロレインと行った。

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すると
オリバーの術に召喚され未来を見せたり
運命を捻じ曲げたりという力を与えていた悪霊が
まず真っ先にターゲットとなり、沈黙


続いて、

エドが“返しスペキュラム術”で使った
鏡に宿る“使い”が

次々と家に居残っていた悪霊たちを駆逐
していった。

最初、足を踏み入れたときが想像できないほど
猛威を奮っていたポルターガイスト・・・

悪霊達の活動が、ピタリとなりを潜めたのだ。

すぐさま家中に聖水をふり
司祭が祈りを捧げながら歩く間、
ロレインは慎重に、くまなく霊視してゆく。

悪霊達の気配は無い。

だが・・・

「私達は、経験上よく分かっているのです。
悪意に満ち、強い悪霊はまた
非常に“狡猾で悪質なウソツキ”である
ことを。
この時もそうでした。
エドと私の聖なるパワーに降参したように気配を消し
すっかり退散して解決したふりをするのです。
この“偽装”は、私達を油断させ突き落とそうとする
悪魔悪霊の常套手段
なのです」


悪霊達が消えていると伝えたロレインの声は
幾分低く、緊張を含んでいた。

エドも司祭も
その意味を重く受け止めていた。

戦いは まだ
完全に終わっていなかったのである。




※構成力に乏しいため長文になってしまい
終わらせることが出来ませんでした。
当後編は続きとさせて頂き、お詫び致します。
次回で必ず完結させます。
申し訳ございませんでした。




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