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みんなの「心霊」ブログ


少女は帰った、あの場所へ。

2017/10/10 22:53


奇妙な事件は

1964年、イタリアはローマで商売をする
ある画商が持っていた一枚の絵から始まった。

その絵は、背景の中で
一人佇む少女が描かれたもの。

作画家はムニロム

7月のある日、店を開けようと
軽く掃除をし、窓のシャッターを開け
店内を明るくして
配置された絵をいつもの通り眺めたところ・・・

一枚の絵に、異変が起きていた。

画像
(Title: Betty Newell/1922 Painter: Charles Courtney Curran)

しかも
変色とか、キズや破損、という類ではなく
とてもじゃないが、通常では
ありえない現象
が、その絵に起こっていた。

ムニロムの絵だ、と
すぐに分かった画商は理解しがたい異変に
ビックリ動転し
、店を開くのも忘れて
急遽ムニロムに連絡した。

ムニロム。お前さんの絵に
とんでもないことが起こっているんだ。
その・・・、ああ、とにかく来てくれ!
絵の中に描かれていた少女が・・・、少女だけが
絵からポッカリ消えてしまっている
んだよ!!


少女の立ち姿を描いたムニロムの絵から
なんと、キャンバスの主人公である少女が
白いキャンバス地だけとなり
スッポリと消えてしまっていた
のだ。


誰も何もしていない・触ってもいないのに
一晩たったら

ムニロム作のその絵は、
絵の具の塗られていない少女の形をした
白いキャンパス地のシルエットと
塗られた背景が残っているだけの
になってしまった
のである。

知らせを受けて駆けつけたムニロムも
これには仰天し、
ただ唖然とするばかり。


キャンバス地の部分だけ
絵の具が急速にはげ落ちたのか?
それとも色褪せたのか?
誰かが絵の具を削った?

それも、たった一夜で?

画像


問題の絵を前にして
画商と2人、いろいろ考えてはみたが
しかし、鍵や窓の破損が微塵も無く
誰かが侵入した形跡は皆無だし
絵の具を削ったとしても
キャンバス地の細かい目には、絵の具のカスすら
まったく残っていず・・・、

そもそも何故
“少女の部分だけ”が、消滅したのか。

まったくの謎
だった。


絵を描き上げたムニロムも画商も
こんな奇妙な出来事は初めてだったので
大いに困惑した


ムニロムはともかく、画商は
商売にならない絵を置いておくわけに行かず
(薄気味悪さもあったので)引き取りを願い、
ここはムニロムも承諾。
自宅で保管することにした。

だが、
芸術家特有のカン・・・とでも言うのだろうか。

自宅で持ち帰った問題の絵を眺めていた時、
彼は怪しい胸騒ぎを覚え、落ち着かなくなり
その日の内に
モデルとなった少女の家を訪ねた。


すると

案じたとおり、かの少女は
3日前に町外れの友達の家へ遊びに行き

そこを辞した後、
行方が分からなくなっているという
のだ。


画像


不安を覚えて訪問したムニロムへ
説明しながら涙をこぼす母親をみて
止むに止まれず彼は

母親を連れてその友達の家へ行き、
そこから、少女の自宅への帰り道を
一緒にたどって丹念に探した。

途中にある畑や農家や廃屋となった納屋、空き地や野原。
そして
中間地点からすると少女の自宅寄りである
小さな沼地を最後に探す。

2人はやがて、そこで
長く藻のように伸び水面にはびこった水草に
絡まりながら浮かんで横たわっている
少女の姿を発見


溺死した、
彼女の哀れな姿であった。



当時の警察の検証によると
その沼地では、時折
動物や人がはまり込む事故が発生していたらしい。
だが、小さな沼地であり
死者が出た事はなかったので、軽視され
ろくに探索されずに、結局は
少女の発見が遅くなってしまった
・・・
ということだ。

恐らくは、帰り道に
沼地を散歩して、水草に足を取られ
溺れてしまったのだろう。

画像


警察での事情聴取を終え
思いもよらない事態に遭遇した疲れと
精神的な落ち込みで
足取り重く家へ向かうムニロムであったが、

自宅が近づくにつれ、こう思った。

あの絵の、空白部分。
彼女はきっと、
誰も見つけてくれない自分を悲しみ、
その空ろな気持ちと早く見つけて欲しい気持ちを

自分の絵――、あのキャンバスを使って
知らせてくれたのだ。

自分や画家が、キャンバスを使って
“絵という手段”で
“思い”を表現するのと同じように。


だったら、
自分に出来る少女への供養があるとしたら、
それは、彼女の生前の
生き生きとした姿を、あのキャンバスの世界へ
写しだしてやること
だ。

あのポッカリ空いた空白の部分に
もう一度、彼女の姿を描こう!

そう決心したムニロムが
自宅のドアを開け
問題の絵の前に立ったとき―――、

そんな彼の決心は
すでに必要なくなっていた
のを、知った。



何故なら


その絵は元通りになっていたのだから。


背景に一人佇む少女の絵。
キャンパス地の空白など、一ミリも無かった。

少女は、再び
元の姿のままで
絵の中に佇んでいたのである


画像


不気味ではあるが
一方で切なさを禁じえない
恐怖譚のまつわるその絵を、
ムニロムは後に、どうしたであろうか。

絵の行方については一切伝わってはいないが

これは

1964年7月に実際にあった奇妙な出来事として
画商の証言と共に記録された
心霊がらみの件である。




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メーテルリンクの住まいには・・・。

2017/09/25 21:25


モーリス・メーテルリンク

言わずと知れた、世界的に著名な
1911年度ノーベル文学賞受賞作家
である。

(日本でも、登場人物チルチル&ミチルで
とてもよく知られている、
『青い鳥』の作家さんです。)


画像
(Maurice Maeterlinck1862.08.29.-1949.05.06./Belgium)


実は彼、

超常現象に強い興味を持っていた人物
幾つかの作品に
霊の存在や透視者などについても描いている。

さて、
そのメーテルリンク。

妻と暮していた住まいだが
フランスはルーアン近郊にある
ノルマン修道院を改装したという、
聖ワンドリル修道院に住んでいた
ことがある。

ここらあたりで察することができるが

この住居、予想のとおり
幽霊が出るという、もっぱら評判の住まいであった。

画像
(Abbey of St Wandrille—Fontenelle Abbey)

ノーベル賞を受賞した、
1911年のある日。

世界的な有名作家であるメーテルリンクは
文学賞を取ったことで各国著名人との交流が益々盛んになり
よく客が滞在することがあったが

その日は、
ロシアの俳優コンスタンティン・スタニスラフスキーと
アメリカ人女性の古文研究家が
客として滞在
していた。

周囲が寝静まり、
誰もが安らかな睡眠中の深夜。

突然、女性のつんざく悲鳴が
スタニスラフスキーとメーテルリンクの目を覚ました。

二人は急いで悲鳴を上げ続けている場所へゆくと
そこはアメリカ人女性研究家にしつらえた部屋。

いささか乱暴にドアを開けると
彼女は緊張して震えながらベッドのそばに立ち

「幽霊よ!幽霊がいたわ、確かにいたの!!
不恰好な、修道士のような・・・
私が寝ている枕元に
かがみ込むようにして立っていた
のよ!!」


興奮のまま叫ぶように二人へ訴えると
真っ青になりガタガタ震えながら泣き出した

とりあえずその場は
恐怖でパニック半ばの彼女を落ち着かせるため
メーテルリンクは妻に頼んで
別室を用意し、ベッドを移ってもらって
解決したものの・・・。

画像


自分の住居が
近所でゴーストスポットとして有名なのは
承知していたメーテルリンクだったが

住人である肝心の自分や妻が
全くただの一度も霊現象に遭遇したことが無く、
今まで滞在しに来た客達からも、そんな話は全く出なかった

ただのウワサと片付けていた・・・ところに、
初めての霊現象が、
このとき起こった
のである。


作家としての才能に隠れてあまり知られていないが
メーテルリンクは、
霊感がかなり鋭敏であったらしく
その点は本人だけに留まらず
周囲の人間も認めていた。

霊現象がつまらないウワサではなかった事に興味を持ち
作家としての好奇心も強く働いたのであろう、

さっそくその夜、
アメリカ人女性を別室へ案内した後に
交霊を試みることにした。

有名俳優のスタニスラフスキーという他人がいることによって
イカサマっぽい嘘話という非難も避けられる・という考えもあり
彼に証人として付き合ってもらい

メーテルリンクが幽霊の出現した部屋で
ミニテーブルや音(壁や床を軽く叩く)を使い
テーブルの動きやラップ音
によって
いくらかは幽霊との交信に成功した。

アルファベットを順番にメーテルリンクが口にし
霊が答えを伝えるとき
該当するアルファベットの文字に
ラップ音かテーブルを動かすアクションを起こしてもらい

反応のあった文字を繋げて単語を導き出す・・・


そのような方法だったという。

どちらにしろこの方法は
お互い集中力と根気がだいぶ必要であり
長時間の交信を続けるのは困難だったろう。

画像
(Abbey of St Wandrille)


結果、一番ハッキリ判明したのは
幽霊の名であった。


『私はバートランド。修道士。』


そして交信中に
ミニテーブルが盛んに動いた方向へ
着目したスタニスラフスキーが

翌朝、家の中のその方向を探ったところ
ある部屋の家具の裏から
古ぼけた飾り板を発見する。


バートランドへ。
御身に平安のあらんことを。1693年


時の経過で薄くなっていた文字は
そう書かれていた。


この発見で、メーテルリンクは
かねてからこの自分達の住まいである元修道院に
“秘密の部屋がある”
と伝わっていたウワサはデマでなく、
本当の事
であって、しかもこれは
出没し交信に応じた幽霊バートランドに
関係あるのでは
ないか?


そんな考えが巡り始めた。

そこで、
飾り板を発見し勢いづいたスタニスラフスキーと共に
家中を大捜索。

画像
(Constantin Stanislavsky 1863.01.17.-1938.08.07./Russia)


特に、中世時代の建築物にはよくあった
“羽目板の仕掛け”が知られている


もし本当に秘密部屋があるとしたら、
中世時代に建てられたこの修道院でそれを見つけるには
羽目板張りの部分に仕掛けがあるのでは?

そう考えた彼らは
すべての部屋の壁や床の羽目板一枚一枚を
軽く叩きながら、丹念に音を調べていった


そうしてゆくうち、とうとう
明らかに音が他と違う羽目板を、一枚発見

音が他と違って低く、
床板の向こうは
空洞らしいことが容易に想像できた。

メーテルリンクは急いで
その床の羽目板を剥がそうとしたができず、

逆に、強く押し開いてみた。


すると・・・


果たせるかな、

部屋というよりは
人二人分程度の空洞が、ポッカリと現れたのだ。

そして、その空洞の中に
寝そべるようにして半分埋もれていた
背を異様に折り曲げた、一体の人骨を発見。



調査の結果、

骨は成人男性であり
不恰好な形で骨が発見されたのは
背を伸ばすことの出来ない空間に閉じ込められ、
中腰のような姿勢を強制されたまま
息を引き取った結果である―――

との事だった。

画像



この事件。

そもそも霊感の強いメーテルリンクが
何故その日までまったく霊の存在がわからず
近所の噂を性質の悪いデタラメと思ってしまうほど
感知できなかったのか?

であるが・・・


これは恐らく

当時は、ノーベル賞受賞という世界的栄誉が
彼本人の自信となり、
個人的には人生でもっとも華やかな時代
だった。

なので
彼自身のかもし出す“氣”も、眩しく輝き
元修道院という静かで陰鬱な場所に住んでいても
そのネガティブを跳ね除けるだけの、
明るい力強さを放っていた
のは、間違いない。

つまり、

修道院独特の陰気で堅苦しく沈んだ波長
当時のメーテルリンクの持つ、
華やかで明るいポジティブ波長
では
まったく接点が生まれなかった
、ということである。

幽霊・バートランド修道士の姿を
初めて見たのが
女性の古文研究家
―― 職業柄、常に昔を思い
古い時代にアンテナを張る人間――
だったという事実
からして

この解釈で正解であろう。

画像



これは上記のとおり
1911年にあった実話であり、

他人も同席し、かつ、客達も本人も
世界で活躍・社会的地位もある有名人であったことから
かなり信憑性の高い事件として

当時の英国ゴーストクラブ会長が
編集、記述しているものである。



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禁じられた中世魔術(後編−下)

2017/08/04 22:17

陽が傾き始めた夕刻前。

教会に非難していたオリバーが自宅に呼び戻され
エドとロレインに対面。

挨拶もそこそこに

「この鏡ですが・・・」

とエドが口にした途端、
オリバーは目に涙を浮かべながら
こう言った。

「俺にはどうすることも出来ない。
今こうして、その鏡を見てるだけでもう・・・
怖くて震えてくるんだ。
勝手な言い分だが、お願いです。
その鏡は、あなた達の手で処分してくれませんか」

クルスと聖母のメダイを身につけ
そう小さくなりながら言うオリバーを見て、
心から後悔し反省しているのがわかった二人は

「私達もその方が良いと思っていたのですよ。
わかりました。この鏡は私達が責任を持って
引き取りましょう」

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そう答え、早々に件の鏡を
車のトランクへ詰め込むと現場から発つ。
ニュージャージー州から
二人の家があるコネチカット州までは
数時間のドライブとなる。
夜になってからの出発は、なるべく避けたかった。

何故なら、
眠気という隙―― “気の緩み”との闘いがあったし
加え、なによりも
鏡の中へ一時的に封印された悪霊達は
完全に封印されてしまう前に
エドとロレインに対し、憎悪パワーの総てをぶつけ
挑んでくる
だろうから。

現場での死闘を終えたからといって
“ゴーストハンター”よりキツい
“デーモンハンター”という職業は
すぐリラックスできるような気楽なものではない。
それが体に叩き込まれているエドは
慎重にハンドルを操作し、自宅を目指す。

だがはたして予想通り

オリバーの家を出て僅か数キロ行かないうちに
最初の攻撃が起こった。

高速道路を走行中、
用心のために付け替えたばかりのラジアルタイヤが
いきなりバーストした
のだ。

突然のアクシデントに
車は安定を保てず、猛スピードでスピン。

幸いなことに、間一髪でどの車も避けてくれた
きわどい操作でどうにかスピンを停止させ
命を拾ったエドは、大きく息をつくと
ロレインと祈りの言葉を短く唱えて心を落ち着かせ、
休まず再び車を走らせる。

ぐずぐずしてはいられない。

予想を超える速さで仕掛けられた悪霊達の反撃に、
猶予を与えてはならない
のだ。
これは序の口だ。

画像


再びハイウェイを走行するエドたちの後ろを
10分もかからぬ内に、

今度は

大きなトレーラーが尾行するような形で
ピタリとつけて走っているのに気がついた。

その異様さをロレインが察知。
気をつけたほうがいいわ、とつぶやいた途端、
まるでその言葉を聴いていたかのように

大型トレーラーは強引に二人の車を追い越し、
行く手に立ちふさがった
のだ!

慌てたエドが、
クラクションを鳴らす。


鳴らし続ける彼の隣で、ロレインが叫ぶ。

「あなた、見て!」

のろのろ運転で立ちふさがるトレーラーは、
あろうことか、
緑色をした不気味なゼリー状の物質
後方目がけ・・・
エド達の車目がけて、大量にぶちまけた。


急停止も叶わず、もろ車にかかり
フロントガラスにへばりついた謎の物質は
粘着性が強く、視界を奪う。

ワイパーを動かしても なかなか拭えず
滲みながらも、やっと視界が利くようになった途端、

今度は左側から、
全く同じ大型トレーラーが現れた


そうして同じく緑色のゼリー状物質を
エドの車にだけ目がけて撒き散らした
のだ。

またもや付着した妙な物質のおかげで、
ハンドル操作がおぼつかない。

画像


「なんだ、このトレーラーは!?」
「何も書いてない真っ黒な車体なんて・・・、見てよエド!
ナンバープレートが・・・付いてないわ」

二人の緊張は、いやがおうにも高まる。

幻の車・幻の物質などではなく
ここまでハッキリと
現実に物質化した悪霊達の攻撃
ついぞお目にかかったことが無かった
からだ。

2台目のトレーラーが姿を消すと
また数秒で同じトレーラーが現れ、ゼリー状物質をまかれ
それが消えるとまた同じ型のトレーラーが
別方向から・・・

と、

実に合計6回も、

同じ大型トレーラー
ゼリー状物質を撒かれるという攻撃に遭い続けたのだ。

皆、同じ
真っ黒な車体の同型トレーラーで
ナンバープレートをどれも付けていなかった。


どう考えてみても、
人間の仕業ではない。

7回目にならないうちに
エドは安全策を取ることにした。

このままだと神経がもたずパニックを起こす。
ずいぶん遠回りになるが、ここはハイウェイを下りて
やり過ごすほうがいい、と判断したのだ。


高速で走れなくなったものの
信号待ち以外は淡々と流れるように車は走ってゆく。
二人の気持ちがだいぶ落ち着き、
1時間くらいたった頃。

すっかり日が暮れて夜となっていた、
暗い山道に入ったときであった。

画像


突然、猛スピードで迫ってくる
車のヘッドライトがバックミラーに写った。

一瞬、緊張はしたが一定の速度を保っていると
みるみる追いついたその車は
追い越し車線に入るなり、あっけなく
夫妻の車を追い抜いていってしまった

だが、ホッとしたのは
つかの間だった。

何故なら、その車は
車種こそは普通のセダンだったが
ボディが真っ黒だったからである。

不安が強まったロレインは、
とっさにナンバープレートを見た。

ナンバープレートは、さっきのトレーラーと違い
ちゃんと付いていた。
付いてはいたが・・・

何も書かれてない

ただの真っ白な板切れがくっ付いていただけだった。

「・・・あの車、ナンバープレートが・・・!」

ロレインがそう言うや否や
その黒塗りセダンは、急にUターン

まっすぐこちらへ向かってくるのが、
光る目玉のように迫ってくるヘッドライトで確認できた。

車間距離がぐんぐん迫ってくる。

あの迫ってくるセダンは
突っ込んでくる気


スピードがまったく落ちていない。

避けられるものなら、とっくに避けていた。
しかし、不可能だ。

今、エドとロレインの車は
二車線道路などではなく、
つり橋の上を走っている
からだ。

山の中のつり橋は、
一車線分の幅しか無い


フルスピードで迫る黒のセダンと正面衝突するか
避けて つり橋から谷底へダイブするか

どちらにしても
命が助かる選択肢でなく
正真正銘、絶体絶命の大ピンチ
だった。
猛スピードで不気味なセダンが正面から迫る。

堪えられず、エドが叫ぶ。

「よけられない!!」

絶望の声を彼が上げた、その時。


画像



『直進しなさい』


たった一言の、
優しいが
厳しさを含んだ
口調。


焦りと命を失う寸前の恐怖で一杯だったエドは

まるで涼風が通るように、
その不思議な声が自分の内に響いた瞬間
恐れを超える勇気が湧き起こった。

そうだ。
聖なる存在へ、
すべてを預けるのだ。

エドはブレーキから足を外し
逆にアクセルを踏み込んだ

黒の不気味なセダンと
スピードを上げるエドの車が、
お互いに全く譲らず
まさに正面から激突しようとしていた。

あわや衝突――、

その直前にエドは渾身の思いで、絶叫。

「聖ミカエルよ!我らを救いたまえ!!」

画像



エドがその言葉を終えた瞬間に
黒いセダンは、かき消えていたのである。

・・・そう。

あの不気味な黒塗りの車は、
幻だった
のだ。

魔の鏡は・・・封じ込められた悪霊達は、
夫妻が住む地元(コネチカット州)に入る前に
何としても二人を殺そうと

まず

高速道路では大型トレーラーで襲撃、
あきらかな現実となって物質化し、猛攻により
エドとロレインを散々疲弊させた後、


今度は
疲れきった二人が
またもや現実の車と錯覚するように

“黒い”セダンという
“不安をあおる車”の【幻覚】を見せたのである。


もし、二人がまんまと操られたまま
エドがハンドルを切るかブレーキを踏んでいたら
つり橋から落下し
二人の命は無かっただろう。

画像



そうして

その後は何事も無く、まもなく二人は
コネチカット州に入り、帰宅。

鏡の中の悪魔・悪霊達も
すべての魔力を出し切ってしまったのか
ウォーレン家に着き、自営博物館へおさまった後は
何の怪奇現象も起こしてはいない。


この魔鏡が収められている
夫妻が始めた【オカルト博物館】は、
米国コネチカット州に現存。

2006年に夫のエドは亡くなってしまったが
ロレインは現在も霊能者活動に専念。

神父の協力のもと
オカルトミュージアム内を定期的に祈り清め
運営も手がけている。

画像
Lorraine Warren speaking at the conference/2013

今後も世界は、
年老いて尚 闊達なロレインの活躍に
期待してゆくだろう。




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禁じられた中世魔術(後編−上)

2017/08/01 23:38



エド・ウォーレン&ロレイン・ウォーレン

全米で、この夫婦ほど名を馳せた
霊能者ペアはいないだろう。

画像


彼らが有名になったのは
心霊調査や事件に関わってきた実歴の多さもさることながら
それらが非常に重い事件・・・
悪霊・悪魔が起こす心霊事件が主だったからであり、
各事件のあまりに濃い内容が
話題と評判を呼んで、幾多の著書や映画にもなり
今でも高い人気を保っている。

妻のロレインは生来のサイコメトラーで、
防御力はあるが、それよりも
霊視・透視・予知の面で突出
しており

悪魔学を網羅し悪霊の類も熟知しているがため、
常に表に立って挑むエドを
補佐
するに抜群の力を発揮している。

夫のエド・ウォーレンは、
カトリック教会が認めているほど
“邪悪の存在”を知識と経験で知り尽くし、
裏打ちされた確かな学識&攻撃力の強い霊力
を武器に
受けた心霊事件では、いつも先頭に立ってあたる。
そのパワーゆえ、自らを
“大天使ミカエル”の生まれ変わりと称している
ほどだ。

画像
Edward Warren Miney (1926.09.07.–2006.08.23. USA)
Lorraine R Warren(1927.01.31. USA)


そんな二人が、
ニュージャージー州にあるオリバーの家へ
早々に到着し、家の中へ一歩
足を踏み入れた途端・・・

家中に転がっていた物やガラスの破片が
猛スピードで飛び、
二人を目がけて襲ってきた


それだけではない。

ダァン!バン!バターン!と
家中の壁や天井がバットで叩いているような音をさせ
バタバタと何人も走り回る足音、
低い獣のようなうなり声、
家の中へ進もうとする二人を阻むように
部屋のドアが凄い勢いで開閉を繰り返し

玄関を入ってから
10歩も先へ進めない状態の
ひどく激しいポルターガイストが始まった。

だが、

このような攻撃の最中でも
悪霊との歴戦を数多くこなしてきた二人は
“今、オリバーの家にたむろしている悪霊たちは
どんな状態でどの段階にいるのか”
を冷静、かつ、すぐに判断した。

エド・ウォーレンは説明する。

「悪魔や悪霊・・・彼らの行動の特徴は
大きく分けて3パターンに分類できます。
1.襲撃・脅迫 
2.威圧
3.憑依

そうして憑依した人間の無意識を操作し
無残な死の姿や
死後の地獄にのたうつ姿を幻覚視させます。

やがて五感だけでなく魂の領域への攻撃が成功すると
憑依された人間は生命力が無くなり
最悪、死がもたらされることになるのです。
それは魂の死、神の愛から永遠に引き離される
救いの無い、絶望の死
なのです


画像
当時のオリバーの家周辺を回るウォーレン夫妻
pht by P.M.Hunters

家に数歩入ったエドとトレインを激しく脅すように
襲撃を仕掛けてきたのを確認した二人は
オリバーはまだ憑依の段階に達してはいない・と判り

とりあえずその場は大人しく
一端、家の外へ出た。

そしてゆっくり歩きながら
周囲を注意深く観察。
オリバーの家以外は、特に変わったことや
怪奇現象などの不穏な動きは無いようだった。

良かった・・・まだ間に合う。
悪霊たちはオリバーの家だけに留まっているし
オリバー自身も、過ちを自覚し
教会へ非難している間、懺悔と祈りを捧げている。
何とかなりそうだね、と
一息つくように話しながら歩く。

1時間くらいたった頃。

突然、
車のクラクションがうるさく鳴り響いた。

止まらず鳴り続ける
静かな住宅街を劈く音のもとへ
走って行くと

オリバーの家の、
表玄関前にある十字路を塞ぐようにして
夫婦の車が路上に移動していた

家の敷地内(庭)に止めたはずの、
ロックされ手元にキーもある無人の車が。

二人が急いで車に近づくと
車のクラクションはピタリと止まった。

静かになった車を見れば
周囲に人影は全く無く、
確かに中からロックされており
サイドブレーキも、引かれたまま
になっている・・・。

楽観が出来ない状態であることを
二人はここで知った。
オリバーの家だけで留まっている段階なんて、
とんでもない。

その証拠に、家の外に止めてある乗用車を
個人の敷地外(公道)まで移動させられるということは
悪霊たちはいつでも外へ出て
この周辺住民へ攻撃できるというアピール
だった。

画像


悪霊たちを阻止できる敵、
ウォーレン夫妻に対する派手なデモンストレーション。
いわばこれは
悪霊たちからの、大胆な挑戦でもあった。

「私(エド)はエクソシストの際も
司祭を守り、祝詞や祈りの力を通すため、
先頭に立ってパワーを出すので
悪魔や悪霊の邪悪なエネルギー攻撃を身に受けます。
見えない鞭(サイキック・スラッシュ)で打たれたり
悪霊たちのシンボルマークを焼き付けられたり、
軽く空中へ投げ飛ばされたりするのです。
聖なる守りを受けている私でさえこうなのですから、
普通の皆さんは、このような攻撃を受けたら
まず、ひとたまりも無いでしょう。」


猶予は許されていなかった。

悪霊たちが近隣住民達へ邪悪なパワーを広げる前に
何としても事を沈めなければ。

だが、
通常のエクソシズム(悪霊祓い)では
時間がかかりすぎ、
合間の時間に攻撃を仕掛けられ
返って解決が長引く恐れがあった

思いきった手段を講じ、
命の危険は伴うが一度で悪霊たちを静める
術を行うことにしたエドは、
ロレインの霊力による補助で無事やり遂げる。

鏡返し”。

鏡を使い悪霊(使い魔)を呼び出す
スペキュラム魔術の逆を行う降魔術
を使い、
オリバーが望んだ効力すべてを
そのままそっくり
オリバーに呼び出された悪霊たちに返して無効化する・・・
そんな方法だった。


(この返し術は、悪魔学に精通したエドであったからこそ
成功した方法だといってよく、彼の著述には
この返し技の手順や詳細は記されておらず、語られてもいない。)


エドがその場でアレンジしたという
彼独自のスペキュラム魔術儀式を、ロレインと行った。

画像


すると
オリバーの術に召喚され未来を見せたり
運命を捻じ曲げたりという力を与えていた悪霊が
まず真っ先にターゲットとなり、沈黙


続いて、

エドが“返しスペキュラム術”で使った
鏡に宿る“使い”が

次々と家に居残っていた悪霊たちを駆逐
していった。

最初、足を踏み入れたときが想像できないほど
猛威を奮っていたポルターガイスト・・・

悪霊達の活動が、ピタリとなりを潜めたのだ。

すぐさま家中に聖水をふり
司祭が祈りを捧げながら歩く間、
ロレインは慎重に、くまなく霊視してゆく。

悪霊達の気配は無い。

だが・・・

「私達は、経験上よく分かっているのです。
悪意に満ち、強い悪霊はまた
非常に“狡猾で悪質なウソツキ”である
ことを。
この時もそうでした。
エドと私の聖なるパワーに降参したように気配を消し
すっかり退散して解決したふりをするのです。
この“偽装”は、私達を油断させ突き落とそうとする
悪魔悪霊の常套手段
なのです」


悪霊達が消えていると伝えたロレインの声は
幾分低く、緊張を含んでいた。

エドも司祭も
その意味を重く受け止めていた。

戦いは まだ
完全に終わっていなかったのである。




※構成力に乏しいため長文になってしまい
終わらせることが出来ませんでした。
当後編は続きとさせて頂き、お詫び致します。
次回で必ず完結させます。
申し訳ございませんでした。




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禁じられた中世魔術(中編)

2017/07/28 23:56



自分の願望が、そのまま現実になる力。

それを手に入れたオリバーは有頂天。
人生詰んだ冴えない45歳独身男が運命を大逆転させたのだ。
まさにこの世の春だった。

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何から何まで自分の都合のいいように
未来を操作してゆこうと考えた彼は、
気に入らない人物に怪我をさせるどころか
徹底的に破滅させることも、
平気で行う
ようになってしまった。

だが、

彼はあくまで一般人であった。

知識を積んだオカルティストでなければ、
経験を積んできたウィッカ(魔術師)でもない。


そんな常人が、不満の憂さ晴らしに
手に入れた力を振り回すのは

導火線に火のついたダイナマイトを
何も知らず、また
どうなってしまうか知ろうともせずに
握ったまま、喜び笑いながら振り回しているのと
全く同じ
ことなのだ。


オリバーは、ただ儀式をやって未来を覗き
念じれば未来が簡単に変わるのを
面白おかしく楽しみながら
やってのけるのが習慣となった。

“その力”が、
いったい何処から・・・

何処の誰が与え、操作しているのか

微塵も考えずに。


そして、

“それ”を知る日は
ある日突然やってきた。


何度も繰り返し同じことをやっていると
人間には油断という隙が生じる。

オリバーも違わず
「慣れ」が緊張感を薄くし
ある夜の儀式で、つい手順を誤ってしまった


手順の間違いはすぐに気づいたが
数分様子を見ても特に何も起こらなかったので
気にせず、
あとはいつもの通り未来を覗き見、念を投じて終了。

これまでと同じく、
後は今夜に儀式で念じた未来が
現実になってくれるのを待つだけ。

・・・の、はずだった。

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ところが、ベッドに潜り込み
眠りに入ってまもなく・・・とにかく真夜中だった。

突然、

バーン! という音と共に
ドアが勢いよく開いたのである。

大きい音に驚いて飛び起きたオリバーは
そこで信じられない光景を目にする。

たくさんの、部屋にある小物が
空中を浮いている
のだ。

床やデスクに置いてあったものばかりじゃない。
棚やチェストに入れておいた物まで
いつの間にか勝手に出てきて
空中をふわふわ浮いている
のである。

ひぃ・・・、と声にならない声を出し
怖さのあまり震えながらもベッドを出ようとすると
それまで浮かんでいるだけだった品物が
一斉に、まるで獲物を見つけたかのごとく
オリバー目がけて
猛スピードで次々に襲ってきた


とっさに布団を被り、ぶつかる衝撃を避けても
ピッチャーが投げる硬球が当ってるようで
痛みが大きく、次々と体中に痣が出来あがる


オリバーにぶつからない物は
壁や床、ドア、窓などへ
四方八方好き勝手にビュンビュン飛び回っては衝突、
音を立てては壊れ
、また別の物が戸棚から出てきて
飛び回る・・・。

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最初のうちは夜だけですんでいたが
一週間経たないうちに、朝であろうが昼であろうが
遠慮なしに怪奇現象は起こるようになり

激しさも増してゆく。

物が飛び回るだけでなく、やがては
誰もいないのに何人もの足音や
誰かの息遣いが聴こえ、叫び声が家中に響きわたったり
いきなり強い悪臭が漂ってくる
など、
時がたつごとに
ますます怪奇現象は酷くなっていった。

毎日毎晩、引っ切り無しにガチャン!ドスン!バーン!と
大きな音をさせるのに痺れを切らし
隣の住人が騒音を止めるよう文句を言いに行った際に
ようやく事のあらましが発覚する。

オリバーの家中の凄まじい散らかりぶりと
壁や床などの破損、そして体中に痣を作り
擦り傷切り傷だらけになったオリバー
の酷いやつれ方を見て
近所の住人が、近くのカトリック教会へ相談。

オリバーから一部始終を聞いた司祭は
事態の重大さを知る。

これは典型的で、しかも
悪魔や悪霊が憑依した場合に現れる
しつこく強力なポルターガイスト
だった。


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この件に関わった
ニュージャージー州の一司祭は
こう説明する。

「魔術における力の源は、
ほとんどが悪霊からもたらされるものです。
訓練を受け、経験豊かな魔術師であれば制御は可能でしょう。
しかし本を読んだだけで実行し、稀にそれが成功したとしても
悪霊を制御できない一般人がやったのなら
結果はどうなるか、お分かりのはずです。

悪魔や悪霊は、必ず見返りを要求します
ボランティアとは無縁の世界の住人ですからね。


オリバーは、鏡に未来を見せ
未来を捻じ曲げ運命を変えてくれるのが
何者なのか、また、
なぜ自分に協力してくれるのか、を
まったく考えようとしませんでした。

悪魔や悪霊の真の目的は、
とてつもなく高い見返り・・・代償です。

人間の魂です。

生まれながらに神の愛が内包されている人間の魂

悪魔にとって最高の好物なのです。


オリバーに念を飛ばされた人物めがけて
降りかかっていた災難が
儀式の手順間違えをきっかけに
今度は彼へと、一斉に災難が向かっていったのです」


画像


とりあえず、様子を見に
オリバーの家を訪問した司祭は
あまりの惨状に言葉を失い、
聖水を用いた御祓いも全く効果が無かったため
悪霊退治&エクソシストのエキスパートに協力を要請


その人物達は司教でも司祭でもない。
ペア――
夫婦の霊能者であった。

エド・ウォーレンとロレイン・ウォーレン。

特にエドは、悪魔学の権威であり
悪魔祓いを行うカトリック教会が、唯一公認している
優れた研究家
でもあった。

すでに
1万件以上の心霊事件に関わってきた実績を持つ
霊能者夫婦は
オリバーの件を教会から依頼されると
すぐに事の重さを見抜き、総ての予定をキャンセル。

急遽、オリバーの居住地である
ニュージャージーへ向かったのである。



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禁じられた中世魔術(前編)

2017/07/27 23:27



オリバーは詰んでいた。

シケた仕事、
飯を食ったら無くなっちまうみみっちい給料、
ローン返済で酒も満足に飲めねえ。
遊ぶどころか女もいねえ。

人生なんてクソくらえ。

毎日そんなことを思いながら
ただ生きているだけの生活にウンザリし、
帰宅してゴロ寝していた
ある夜。

仕事場の女どもが話していた
“オマジナイ”のやり方を思い出した。
確か、鏡にルージュで目を描き
それを枕に敷いて眠ると
好きな彼氏の本心がわかるという・・・
そう本に書いてあったとか言ってた。

くだらねぇ、とは思ったが
考えてみれば、図書館はタダで使えるし
ヒマつぶしにはなるか。

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オリバーは予定も無いので
次の休日、州立図書館へ行き
気ままに本棚を見まわっていたが
“魔術・心霊”関連の本棚に目が止まった。

オマジナイってのは、占いか?
あれ?魔法だったか?フン、どっちにしたって
霊じゃないってことは解るんだがね。

シニカルに口をまくりながら
女が手に取るような表紙は恥ずかしいから、と
まったくの興味本位でシブくて重厚な感じの
分厚い魔術書を2,3冊選び、その場で読み出した。

その中に、
『未来を映し、自由に未来を操作する魔術』
というものがあった。
読んでみると、
それはどうやら“鏡”を使うらしい

しかも気持ち悪い生贄とか生き血を用意する必要は無いし
金の掛からない物ばかりで出来るようだ。
“必要なのは集中力と根気です”
とある。

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信じたわけではなかったが、
本当に叶ったらラッキーだし
毎日の時間つぶしに丁度いいだろう、

そんな軽い気持ち
オリバーは早速、その中世魔術の一つである
儀式に取り組む
ことにした。

キャンドルを立て
毎晩、鏡に向かっていた。
何日かすると、まるで自分が
水晶玉を覗き込む占い師のような気分になってきた。

面白くなり、続けてゆくうち
なんとなく習慣になってしまい
まったく苦にならなくなった頃


不思議なことだが
ボンヤリとした影法師が
鏡の中に見えるようになってきた。


日を重ねるにつれ、
さらにその影は輪郭がはっきりし、
動作もシャープで活発に動き回り
ながら
オリバーの目に映るようになったのだ。

こうなると人間、やる気が出るし
欲も湧く。

オリバーもご他聞にもれず
毎晩使う鏡に魅入られて儀式にのめりこんでいった。

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そしてある日、
カメラの焦点が合ったような、
クリアな映像が彼の目に飛び込んできた。
音が無い以外、完璧なビジョン

見たことの無い情景を
無音映画のように眺めることが出来たのだ。

いよいよ魔術効果を彼が実感したのは
この映像を見た数日後、
まったく同じ場面を
目の前の現実で、見た
ときだった。

こうしてオリバーは
この魔術――
鏡を使うスペキュラム系の中世魔術――
完全にはまり込む
こととなる。


自信を持った彼は驚異的な集中力を発揮。

半年たたないうちに、
自分が見たいと要求する、未来の情景を
自在に映し出すことができる
ようになった。

万能感に満たされ有頂天になった彼は
今までのつまらない人生、あらゆるトラブルや
周囲への不満など、
すべてに対し鬱憤を晴らすべく、
魔術で得た力を、使い始める。


自分の嫌いな人物や自分を嫌う人物へ、
陰湿さと執念深さをもって。


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後に、彼はこう言っている。

「こんなことが信じられますか?

魔法の鏡に、自分の大嫌いなヤツが映る。
そいつが階段を昇ってる場面が出てくると、
俺はそこで、すかさず、
“その階段から落ちろ!怪我して苦しめ!!”
と念じるだけ。


そうして、もう一度確認のために同じ儀式を行い
階段から落ちている場面が鏡に映れば
そのとおりになる
んです。
数日後には、必ずね。


本当なんです。

本当にそのとおりになるから、俺は止められなかった」。



そうして彼は、
鏡の魔術に嵌っていった。

どのような結果になるかも、考えずに。




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遺跡に潜む恐怖(後編)

2017/07/24 00:01


その夜、
トロイ遺跡の観光をたっぷり楽しんだSさんは
ある夢を見た。

レンガや建物の崩れた破片、石が散乱している
遺跡の広場。
トロイ遺跡の一部、円形状の広場の
ほぼ中央に自分は立っている。
だが突然、
人間の背丈ほどあろうか、と思うくらいの
大きな翼が自分の頭上めがけて突進してきた。

「うわっ!」

ビックリして手で頭をかばいながら

鳥の翼にしてはデカすぎないか!?

そう思って改めて目を頭上に向け
攻撃してきた鳥の正体を確かめようと
用心深く見つめた。

すると、空中には・・・

人がいた。

人が何人も空中に浮かんで
自分を見ていた。


いいや、もっとよく見ると
背中に翼の生えている人間――、

いわゆる、
“天使”だった。

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しかし
その天使の風貌は、少なくとも
Sさんの知っているような天使ではない。

何しろ、その天使たちは


筋骨隆々でたくましく、
何も着ていない裸体であり
優しくて綺麗な顔には程遠い、

耳まで避けた口、
唇から鋭くはみ出している長い牙、
血のように赤く光っている、つり上がった目・・・


悪魔!? と思ったが
夢の中の天使たちは、コウモリのような黒い翼ではなく
白い羽でできた翼
だった。


だが、絵画などで見る天使と同じなのは
それだけだ。

恐ろしくて、
走ってその場から逃げようとするが
恐怖のあまり体が強張って足が一歩も動かない。

何人いるのか判らない
悪魔のような、天使に似た怪物が
頭上からSさんを次々と襲ってくる。

画像
source by/www.dailydesigninspiration.com

そしてもっと恐ろしかったのは
その夢の中では
怖くて目をつぶってやり過ごそうとも
まぶたを閉じていても、何故か?
自分を襲っている怪物たちが、ハッキリと見える
のだ。

「やめてくれぇ!助けて、助けて!殺さないで!!」

おまけに
必死で叫んでも、声が出ていないのだ。

今にも殺されそうになり、
だがその場を動くことが出来ないSさんは
ただ屈みこんで
頭を両手で必死にかばいながら
声にならない悲鳴を、ずっと上げ続けた
・・・・・・


そんな酷い悪夢に襲われ
眠ってもまた眠っても2度3度と目が覚めて
ちっとも満足に眠れない。

やっと落ち着いたのは
ホテルの窓に朝日が差し込んできた
早朝であった。

しかし幸いなことに
異変があったのはその一日だけだったので

出張を終え、日本に無事に帰ってくる頃には
そんなゾッとする恐怖も
仕事の忙しさにかまけて忘れてしまった。

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だが、1週間後に
現像された1枚の写真を見て、嫌な気分になった。

トロイ遺跡に転がっていた
レリーフ(浮き彫り)が描かれていた、かけら

写真は一杯あったのに
何となくそれを写した1枚が気になって
拡大鏡で そのレリーフをよく観察してみると

羽をつけたような、天使に見えるが
つり上がった口を大きく開けた怪物のようなものが
模様のように並んで
いた。


あの悪夢に苦しんだ恐怖を思い出し
全身鳥肌が立ち、寒気に襲われたSさんは

「縁起が悪い!」

と、その写真をビリビリに破いて
ゴミ箱へ投げ捨てると
眠気が強くなるように酒を一杯あおって
布団へもぐった。

アルコールのおかげで10分たたず眠れたが
だが、明け方になって
再びあの怪物に襲われる夢を見だした。

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しかも今度は、
あの怪物がさらに大きくなって
写真を捨てたゴミ箱から
蜂のように飛び出して猛スピードで
Sさんを襲う
のである。

目が覚めて、震えながら
今度はゴミ捨て場まで行き、写真を捨てたが

そうすると
今度はゴミ捨て場からSさん目がけて飛んでくる、
さらに一段と大きくなった怪物が
集団で何度も自分を襲ってくる
夢を見る・・・。

悪夢に襲われ続けたSさんは
その日から、眠っていない勤務中でも
怪物に襲われる幻覚に悩まされる
ようになり、
とうとう会社を退職。


ノイローゼ状態になり、
帰郷しても症状が芳しくならないSさんだったが

心配した嘗ての同僚が
付き合いで行ったある霊能者の講演

勇気を出し思い切って、閉演後にスタッフへ相談。

そのスタッフは、彼が真剣なのを知って
霊能者へ会わせてくれた。

その霊能者は、友人を通して
Sさんの状態がすぐ分かったようで
「本当ならご本人から話を詳しく聞きたいのですが
今は少し難しいようですね」

と、前置きすると

「・・・日本じゃないですね、これは。
そのご友人、どこか海外旅行に行きませんでした?」


続いてズバリと言って来たので
驚いた友人は
「何で分かったんですか?」と訊くと

「だって、羽が生えてるから。
天狗以外だったら、日本じゃないです」


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堰を切ったように、
その同僚はSさんから聞いた悪夢や怪物、
トロイ遺跡にあった破片の写真の事を詳しく話した。

霊能者は説明する。

「このマッチョな天使、善天使じゃないんです。
天使には“善天使”と“堕天使”がいて
善天使は私達がよく知ってるエンジェル。
堕天使は、神に逆らって
地獄に落ちた悪魔のことを言う
んですが・・・

この怖い顔のマッチョは、
その中間・・・とでも言えばいいんでしょうか。
時間的に表現すると

神に反逆した直後の、
“完全な悪魔になりかけの、天使だったもの”


羽がまだ白くて
コウモリみたいな黒い羽になってない
ですから。
でも顔がもう・・・うう、見たくない!
怖かったでしょうね、その人・・・。」



友人は、
そこまでの話をSさんに伝えると

Sさんは泣きながら決意し
薬がよく効いている落ち着いた精神状態の時、
友人と一緒にその霊能者を訪れた。

「なりかけの堕天使とはいえ、完全な悪魔ではないから
理由無く観光してる人間を襲い、
病気になるほどとり憑くはずは無いんです。
Sさん、そのトロイ遺跡で
何か感心できない行動をしませんでしたか?
つばを吐いたりとか・・・」

霊能者に質問された瞬間、
光が当ったような感覚でハッとし
Sさんは遺跡で用を足したことを思い出した。

そしてそのことを話すと・・・

「そうでしたか。
人間の事情だから仕方ないですけど、
彼らには関係ないことですからね・・・。
おそらく
用を足した場所が、昔は聖なるポイント・・・
神殿とか儀式を行う場所だったかも知れません。

原因はそのあたりでしょう」


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そう言って、

霊能者は用意しておいた、
シーツより大きい正方形の白い布を
Sさんに頭から被せた。

そして

彼の足元で香を焚き、
煙ごと自分をすっぽり覆って私がいいというまで
香に包まれていて下さい、
と指示。


涼やかな鈴の音が何回か響いた後、


もういいですよ、と言われて布を取ったときは
Sさんの顔色がすっかり変わっていた。


煙を長時間浴びていたとは思えない
Sさんの健康的な表情を見て友人が驚き、喜んだ。


相手が外国の霊で、それも古代宗教がらみだから
日本の浄霊方法は効果がありません

このお香は“木香(モツコウ)”と言いまして
紀元前から
お清めや御祓いの儀式に使われていた
ものです。
昔のアラビア産と違い中国産ですが、
上手く効果が出てよかったですね


そう言うと、霊能者は
あと数日間の用心のために、と
何かあった時は焚くよう教え、
適量のモツコウをSさんへ手渡した。

画像


しかしながら、その日以降
Sさんは幻覚や悪夢に悩まされることが無くなり

1ヶ月経たないうちに通院を終えた。

外出も人に会うことも平気になり、
明るさを取り戻したのである。

同僚には悪いと思ったが、
元の会社は悪夢に悩まされた思い出があるので
そのまま地元の会社へ就職。

現在も、元気に働いている。



これは

1990年代後半にあった
出来事である。







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遺跡に潜む恐怖(前編)

2017/07/22 20:54



ギリシア神話上で、有名な一話に
トロイア戦争がある。

ギリシア軍が、10年間にわたる戦争の末
難攻不落のトロイ城壁を破るため一計を案じ
巨大な木馬を作って
トロイ軍を内側から攻撃するのに成功、
長い大戦争に、ようやく終止符を打った・・・という話。

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日本人もよく知っているこの話は、
最初は誰もが神話という作り話でしかない・と
世界中で認識されていた

ドイツの武器商人であったシュリーマンが、遺跡を発掘。

神話上の作り話と思われていたストーリーが
実は歴史上で本当にあったエピソードだったのだと
証明して見せた。

そのトロイ遺跡は
現在のトルコに存在している。

トルコ絨毯を仕入れに来た、日本商社に勤めるSさんも

史実だったという神話のロマンに魅かれて
休日、強い日差しの中、バスを乗り継ぎ
自分の目で直接、偉大な遺跡を確かめに来た。

・・・ところが。

よく知らない人にありがちなのだが、
ローマやギリシャなどの遺跡のように
古代神殿の骨組みが点在している観光地とは違い、

トロイ遺跡は
目に付くような城砦や建物も無く
かつてのガレキや古ぼけた昔の建築石材が
ゴロゴロ転がっているばかりで

期待とは打って変わって、とても地味な遺跡だ。

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Sさんも、ご他聞に漏れず、
期待ハズレで、かなり落胆した。

「俺が憧れてたトロイって、こんなとこだったのか・・・」

それでもせっかく来たのだから、と
張り切って持参してきた一眼レフを手に取り
歩いてみると、

結構距離がある広い遺跡には
雑然と掘り返されたまま放置状態のところや
逆にきちんと壁や通路が整理されているところも遭って
なんだか統一感の無い遺跡だなぁ、と感想を漏らしながら
所々でシャッターを押してゆく。

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季節は5月半ばといえ、
日本と違い、乾燥した日差しが強かったせいで
暑さに負けじと水分を多く取りすぎたのか
歩き回っているうち、Sさんは尿意を覚えた

だが、だだっ広い
雑然とした印象の観光地には
当たり前だが、気の利いた近距離に
トイレなど設置しておらず・・・


ちょっと人が隠れるくらいの高さがあった
壁の裏へ回り、
周囲に注意しながら失礼と思いつつも
その場で用を足してしまった


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そしてまたアチコチ歩き
シャッターを押しながら探索してるうち

腰が重くなり、疲れたかな?と
背を伸ばして空を見上げた時。

何かがいきなり、
Sさんの視界に飛び込んできた
のである!

一瞬、翼が目に入ったので
鳥か!?
と思ったが、「わっ!ぶつかる!!」と
自分をかばってとっさに閉じた目を
ソロリと開いたときには、
何もいなかった。

視界を覆うほどの羽を持つ鳥だったら
少なくとも何らかの羽音くらいはするはず

・・・でも、そんな音は一切しなかった。

道端の草花さえ揺れていない無風状態なのに
考え直してみれば
生き物が顔近くまで近づいてきた音が
まったくしなかった
のだ。


「・・・・・・?」

キョロキョロと空や周辺をしばらく見回したが
結局、それから何も無かったので

きっと急に背伸びしたせいで
立ちくらみかなにかを起こし、錯覚でもしたんだろう、と
Sさんは、そう軽く片付けて
その日、一日観光を終えた。

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イスタンブールのホテルに帰った彼は、
観光の適度な疲れもあり
いつもより早めにベッドへ入ったが

異変が起きたのは、
その夜であった。



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「うかび」の啓示「まとう」の信 (後編)

2017/07/18 21:23


神がかる前の千代子は

夜なべの縫い物仕事を夫の知らぬ間にし、
家計の不足を補いながら
夫の名前で実家へ仕送りをしていた。

夫からは終始
極々僅かな生活費しか渡されず、その中で
「食事は常に三品揃えろ!」との横暴に従い
自分の分は削ってでも夫につかえ、
徹底して物を大切に使い、非常につましい生活を送った。

その様は、

ボロ屋や紙クズ屋からでさえ
「あそこの家で物を買っちまったら雑巾にもなりゃしないよ」
と馬鹿にされるほど
だったという。


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それでも彼女は
いつも身だしなみを良く整えていた。


帯をきれいに太鼓に結び、
丸髷をきちんと結った千代子は
いつ見ても
たいそう魅力的な姿であったという。


神がかりがあった当初、
彼女は戸惑い、自分の身を案じた。
生活苦で気が狂ったか?
それとも病気になってしまったか?
・・・と。

“神から降りてくる啓示”
千代子が言うところの『うかび』に逆らったり
無視したりすると、
実際、体に猛烈な痛み
が走り


これは神ではなくて、狐か何かに
取り憑かれたのではないか?

そう一人泣き、悩み、
葛藤にあがいた。

やがて彼女が神秘的な力を現し
透視や予知・治癒や霊感が良く当る、と評判になったが
そうなったらなったで

救いを求めて来るならまだしも

呪術の依頼や金銭物品の無心、
世間からのからかいや非難、
警察からの強い監視と干渉、
さらには、妻に出て行かれた形となった夫からの
謂れの無い罵詈雑言やウソ話、何通もの非難の手紙

等などが、後から後からやってくる。

大勢多数の支持者や弟子を得る一方で
それと同等の、
ある意味“苦行”とも言える経験
常に受け続ける人生
であった。


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1925年1月6日。

享年37歳で、心臓弁膜症により
深田千代子は帰天


生前、彼女には
教団を作る意思は無かったが
千代子の死後、
直接教えを受けた弟子達によって
その修行法や教えが継がれてゆくことになる。

1925年、円応法修会が設立。
1948年に千代子の一子が立ち、宗教法人円応教となった。


深田千代子の教えた信仰対象は

『まとう』

と呼ばれた。


その対象は神仏だけでなく、
先祖代々や友人知人の魂・霊・そのまた御先祖、
人生の先々でお世話になった人達や、ご縁の繋がり等

つまり、

信仰対象は“各自の自由”とする、
汎神論的なもの
であった。



そして
彼女が特に強く説いた教えは、

「善悪の見極め」と「誠」


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37歳という、
人生の半分にも満たない、短い命の道ではあったが
大阪を中心に西日本各地を伝道活動しながら
書簡、自叙伝、行場日記を綴り

残している。

『神の使いし女、世の中の道具』

として

『うかび』という天啓
『まとう』という信仰


この二つを忠実に生きた

人間的な魅力溢れる
波乱の人生を歩んだ、女性神秘家であった。



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「うかび」の啓示「まとう」の信 (前編)

2017/07/17 22:57

1887年(明治20年)10月3日。

兵庫県氷上郡小川村(現・丹波市)に
一人の女児が誕生した。

名を千代子という。

病弱な母と
近所の氏神を熱心に信心するが
商売がどれも破綻して生活力に乏しい父。

そんな両親の元に生まれ、
11歳に母が病死してから兄弟達の世話や家事に追われるという
子供らしい時代をすごせなかった幼年期だったが
成人した暁には、呉服屋の番頭の夫と男の子を授かり
ひと時のささやかな幸せを得た。

画像


だが、その夫は
商売の旅先で金品を取られた上
毒殺されてしまう


失意の中、千代子は乳飲み子を抱えながら
父親と共に飲食店を経営。
そこで2度目の夫(内縁)と出会う。

地方公演の花形役者で活弁士という
見てくれ良いが、収入少なく遊びは派手な新しい夫
に対し
父は嫌悪感をあらわにする。
仕方なく千代子は息子を置いて
夫についてゆき、大阪に居を構えた。

口より先に手が出る亭主関白の夫は
少しの稼ぎを殆ど遊びに使い込み、生活が苦しい千代子は

それでも残してきた長男のために
仕送りとして裁縫などで夜なべ仕事にせいを出した。


そして彼女が31歳、
1919年、4月
ごろ
のこと。

突如、フッ・・・フッ・・・と
いろんな事が、心に浮かぶことが多くなり

それがまた不思議なのだが
心に浮かんだり、
思ったことが まったくそのまま
思い通りになってしまうという体験
をしてゆく。

最初は戸惑ったが、それ以上の事は何もないので
夫には黙ったまま過ごしていたが

それから約3ヵ月後の
7月16日。

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夜なべをしながら見上げた月が
あまりにも美しかったので、
半ば無意識に「ありがたい」と手を合わせたところ

合掌した手が上にあがり、

続いて


『神の使いし女(め)として、世の中の道具といたす』


との言葉
が、
頭の奥で響いた。


この直後から4日間、
千代子は睡眠も食事も取らず

いわゆる“神がかり”状態は続いたという。


しかも、
これだけでは終わらなかった。

いきなり夫の良妻であることを止め、
何事も神から下される啓示に従って動くようになる。

神の啓示を
彼女は「うかび」と呼び


その「うかび」を行動の基本として、
厳しい行へと身を投じていく。


やがて彼女の霊力は
“円手町(えんでちょう)の偉い神様”
と世間で評判となり、
昼夜を問わず、多くの人が押しかけてくるようになった。

それが仇となって
近所から苦情が出、家に居辛くなった他、
国家神道以外の宗教に対して
厳しい監視の目があった時代
のせいもあり

警察からのきつい干渉や、
物見高い人々の中傷・非難が昂じて

大阪西円手町の家を去り、
彼女の支援者や支持者の家を転々とする生活
余儀なくされた。

そしてこの生活は、
約5年半にも及ぶのである。


画像
(Chiyoko Fukata 1887.10.03.-1925.01.06. JPN
/pht by www.ennokyo.jp)


だが、そんな苦境の中でも

深田千代子は
独自の修法と霊感で多くの奇跡現象を現し


大阪をはじめ、西日本各地で
伝道活動に入るのである。



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